大宮アルディージャ2−0湘南ベルマーレ


雑感だけ書くと、ひでえ試合だった。大宮はいつも通りだけど、湘南のひどさが半端じゃない。バレーとトゥットが驚異的な決定力を発揮していなければ、凄まじいスコアになっていたかもしれない。

明日、続きを更新するぞー、と決意を固めてみることに

で、続き。
湘南の何がひどいかを箇条書きにすると

  • 5−4−1と重心が後ろに傾いた布陣が、パワープレー以外に明確な意図もなく攻撃に取り組んでいること。
  • 守備時の連携が皆無で、ボールサイドを個々人が己の裁量で守ろうとしていること。
  • なのに吉野智之がワンボランチ
  • それでいて、個々人の守備意識が大して高くもないこと。
  • ↑のような戦い方を、『バレー、トゥット』という最強のツートップを相手にぶつけていること。

書いていて欝になってきたな・・・
念のため私のスタンスを明確にしておくと、ギリシャのサッカーは大好きです。布陣が守備的であるにしても、明確な攻撃パターンと、下地になる強い守備があれば期待を込めて観る事ができるし、局面でサボるプレーがあったとしても、90分トータルを冷徹に計算した上でのサボりだと考えればイタリアのカルチョも相応に尊敬することができます。

ですが、強い敵を相手にしたときに、いい加減なゲームプランや戦術意識で戦うチームを見ると、とても腹立たしい思いがします。例を挙げるなら

がそんな感じです。ここ最近の柏レイソルにも同様の思いを抱いたりします。(もっともあれは『可哀想過ぎて見てらんない』という気持ちの方が正確かもしれないですが)

で、まあ湘南の話。
元々あった大宮ツートップと湘南DFラインの実力差(これは仕方ない)で、ファーストボールに競り負け、さらに明確な意図を持ったチェイシングが皆無なせいで、セカンドボールを氏家や久永に拾われまくり、支配率が完全に大宮のものに。局面でも、久永が一人をドリブルで振り切ればあっという間にシュートコースが開け、バレーがちょっとフェイントを入れれば、3人ぐらいが同時に引っ掛かる。イージークロスも(おそらくコーチングが徹底されていないせいだろうが)GKとDFが危うい処理を繰り返す。
せっかくボールを奪っても、DFがろくにキープしないで前線へ放ってしまうせいで、中盤が押し上げる間も無く(正直に言えば、押し上げる意識がどれだけあったのかも疑問が残る)跳ね返されてしまう。

もう書くのやめていいですかね・・・。
ていうかさ、どんな練習してんだこのチーム・・・。トニーニョ率いるDFライン相手に、背の高いFWとスピードのある衛星の『二人だけで』点が取れると、誰が考えたんだ?そりゃ、大宮のGKが『顔の高さに来たシュートをわざわざブリッジしてフィスティングする』ほどの男だから、運がよければ点は取れたかもしれない。でもさあ・・・。