柏0−0市原@日立台

原チャリ飛ばして観戦。
試合中、友人に「柏は5バックだ」とメールしてしまったが、よくよく見ると4バックだった。いや、メンバー評を見る限り4バックだったというだけで、今でも柏の布陣がどんな形だったのか自信がない。


見た限りの柏DFの布陣


 大野 下平 大谷

近藤 薩川 永田 渡辺


バックスは全員ストッパータイプ・・・。
主に右のサイドハーフを務める増田も、守備時は下平の位置まで下がってくる・・・。大谷と下平は、自陣からの攻撃参加はほとんどなし。押し込んだときにチラっと右サイドを走る姿が見える程度。
ちなみに僕はてっきり大谷が右サイドバックをやっていたのだと思っていた。

これを見て「うえぇ・・・」って思ったのは僕だけだろうか。まあ、他チームのことだからこれ以上は口出ししないけど、チケ代3000円分くらいは文句を言ってもいいかなあ。

夢も希望もねえ戦い方だなこりゃ!

 
試合は案の定、柏のタフガイたちが作る分厚い壁に市原の攻撃陣は潰されまくる。村井や坂本にいい形でサイドチェンジが渡っても、それぞれの選手に対応するのが渡辺毅であり近藤であり、大谷や下平のカバーもやたらと早い。サイドバックが釣られて空いたスペースを、マルキーニョスが走りこんで突破しようと試みる動きも見られるは見られるが、羽生や阿部ののフォローよりも柏DFたちの寄せがやはりダントツに早い。
奪ったボールは玉田にさえ預けておけば勝手に敵陣深くに運んでくれるんだから、守備側も楽ちんだろう。


一方柏の攻撃。
開始15分くらいは玉田の周囲にFWの羽地と増田、大野が絡んでなかなか有効な攻撃ができていて、「こりゃあ柏が一点とって守りきっちゃうかな?」なんて思っていたが、決定機をいくつか逸していくうちに、時間が経過するにつれて大野も増田も工夫のかけらもない上下動を繰り返すのみになり、攻撃を玉田に頼りきる傾向はますます顕著になっていった。

単発的なチャンスがいくつか生まれるものの、試合は膠着したまま長い長い長い前半がようやく終了。



さて、このこう着状態を打ち破るのは果たして誰なんだろう?

  • まず、柏があの守備体型を解かないとこの状況が変わる可能性は非常に低いわけだが、まあヒロシが動くことはないだろう。柏はまず勝ち点1の獲得が大前提なのだから、こういう試合展開は大歓迎のはずだ。
  • 市原としてはベンチに控える林と巻をいつ投入するかが鍵になるだろうが、しかし傍目からは前線の面子をいじるよりも、中盤のフォローをより分厚くすることの方が先決のようにも見える。サンドロもマルキーニョスもサイドに流れるプレーは得意なようだが、中央でボールを引き出せては居なかった。阿部と佐藤を上手く攻撃に参加させるには・・・やはり巻を入れるか・・・。


予想は半分外れて半分当たった。
両チームのベンチの動きは予想通りだった。
が、試合を動かしたのは僕の想像とは全く違う人物だった。


本日の主役。
主審・家本ハウス。

ここから先の展開は不愉快な思い出でしかないので割愛。

柏は玉田がぶっ壊れた時に備えて、急いでFWを補強した方が良い。『玉田を活かせる人材』は連れてきたところでヒロシが生かすことができない。ロナウド級、駄目ならエメルソン級の、一人でゴールを奪えるクラス。