こんなにショッキングな死に様は初めてだ・・・

新潟0−0名古屋 
東京V3−1名古屋 

新潟から帰ってきたとき、「わざわざ新潟まで行ってこんな試合見せられたら、日記を書く気なんて到底起きないぜ!」といった感じでやさぐれていたが、たとえ電車で90分の味スタでも、そこで行われた試合が糞ゲームだったらやはり生きる気力を失うということがよくわかった。


ええ、もう書く気力が起きません。ただ、ネルシーニョさんに一言だけ。
僕は吉村圭司という選手が大好きです。中村直志という選手も、岡山哲也という選手も、古賀正紘選手もみんな大好きです。大好きですけど、彼らが代表常連選手クラスのような、万能な選手でない事も理解しているつもりです。それぞれ飛びぬけた長所を持っている反面、明確な弱点を持っている選手であることを馬鹿なりに理解しているつもりです。
ですからねえ、そういうかわいい選手たちを、貴方が守ってあげてほしいんですよ。吉村がドリブルで突っかけてくる選手に脆さを発揮することは知ってますよね?直志がマークを背負って何かをできる選手でないことは僕なんかが指摘するまでもないですよね?そういう選手たちを、貴方の指導で、用意した戦術でコーティングしてあげて欲しいんですよ。上手い選手に預けて後はおしまいみたいな、就任当初のサッカーじゃなくて、一人一人の選手が明確な役割をきちんと理解し、体現できるように貴方がうまくコントロールしてあげて欲しいんですよ。
中盤の選手がいたずらにボールに群がるだけで、明確な意思を持った囲い込みができなければ、中盤の底にいる吉村が、徹底的にドリブルで勝負されるのは自明の理ですよね?前線のウェズレイにきちんと楔に入る指示を与えないと、自分勝手なプレーに走り、走りこむスペースがなくなった直志にそのツケが回ってくるのは言うまでもないことですよね?
一体、このチームはどんな練習をしているんですか?どういう志をもって試合に臨もうとしているんですか?どのようにボールを奪い、どんな攻撃を展開したいんですか?
頭の悪い僕には、「こまったらブラジル人に預けておけ」という形以外に見えたものはありませんでした。試合の結果も重要ですが、選手たちの「一生懸命」を明確な形にまとめられない責任を貴方に問いたい気分です。
シーズン途中の監督交替は望みません。しかし、僕は貴方が率いた、モラルと理想の欠落した名古屋グランパスを、強い気持ちで応援できる自信がありません。

11月28日の最終節、貴方と笑顔でお別れできるように祈っております。


心の中で、さようなら。