審判について

後になって映像を見たが、最悪だったなあの主審は。いったい、選手にどんな説明をしたのか非常に気になる。

オフサイドポジションにいたのがウベダ。ボールがゴールインする前、ウベダは山田と一緒にボールに向かってダッシュし、『触っていないながらも、充分プレーに関与する』形で、完全に競り合いに参加している。

よもやスーパーサッカーみたいに「触ってないからゴール」としているわけではあるまい?ウベダが『ボールに関与していない、そこにいることで利益を得ていない』と判断したからこそ、わざわざラインズマンが上げた旗を下げさせたんだろ?
選手の抗議に、彼は何て答えたんだ?
 
 
 まあ、主審が最悪だったのは間違いない。ヴェルディサポーターにとっても、触られただけでころころと倒れるウェズレイに直接FKをプレゼントしまくったあの男に、相当煮え切らない感情を抱いていたことは確かだろう。結果こそヴェルディが執念でもぎ取ったが、逆になっていたら、『ウェズレイ贔屓』とも取られかねない偏ったジャッジは、やはり議論の的になっていたはずだ。
 
 
けれど、だ。名古屋が負けたのは別に審判のせいじゃない。仮に「審判がコリーナなら勝っていた」と言うのが本当だとしても、それはスポーツの理屈じゃあない。
名古屋が負けたのは逆転するためのメソッドが不足していたからであり、ヴェルディのゴール前での集中力が名古屋を上回った結果だ。審判が最悪だったのは紛れも無い事実だが、「試合に負けたのを審判のせいにする」行為は間違っている。事実だとしてもしてはいけない行為だ。
 
 何より、俺は豊スタで、あの審判なんかよりももっと最悪なものを見たのだ。
ボールを持っても勝負しないで横パスに逃げる選手たち。特定の選手しか信用しないで、体がぶつかっただけでころころ転がる選手。役割が不明瞭なままピッチに放り込まれ、ひたすらイージーなクロスを放り込むしかない選手。送り込んだベンチ。これ以上は気分が悪くなるから語りたくない。
 
 
来週の横浜は、私用により観戦不可能。
スコアを気にはしない。ただ、あのような無様な(いかにも名古屋っぽいと言い換えることもできる)負け方をした後で、チームが泥沼にはまるか、奮起するかはとても重要なところだ。