浦和3−2横浜@埼玉スタジアム



現地観戦。前半は、「浦和サポーターって人数が多くてうらやましいなあ」とか「マスゲームって楽しいなあ」みたいな事ばかり考えていた。友人と会話しながら見ていたので、観戦にもあまり身が入らなかった。

「名古屋の次の対戦相手」として意識しだしたのは後半になってから。相手がメンバー落ちの横浜ということもあろうが、前回同じ場所で見た時の浦和とは、明らかにチームの完成度が違っている。

以下、次回の対戦でキーになりそうな部分を箇条書き。10月4日以降にこれを読み返すと、多分いかに俺がいい加減なサッカー知識で日記なんぞ書き留めているかが白日の下に晒されそうでイヤ。



・山瀬、永井、田中、エメルソン――ドリブルに特徴があり、キープの出来る人材が多い。この素材を生かしたチーム作りが上手く行っている。

ドリブラーがプレッシャーをひきつける一方、後ろから上がる選手のフォローが円滑で、受け渡しも上手いので、逆サイドに対して視野を確保しやすい。

・そこへエメルソンや田中、永井を走らせ、一気に最終勝負へ。これを繰り返されたら怖い。

・かといって、あまり両サイドばかり意識しすぎると、絶妙のタイミングで山瀬(たまに長谷部)が飛び込んでくる。これはもう浦和の勝ちパターン、必殺技と言ってもいいだろう。

・ゴール前の高さはそれほどない。トゥーリオが上がっても、名古屋の守備陣なら対応できる。

・「左サイド田中達也」は問題外。どうせ次の対戦であそこにいるのは田中じゃない。

・それよりエメルソンだエメルソン。あいつはやばすぎる。


・ただし、当たり前だがオフト時代に比べ守備力は明らかに落ちた。

・攻撃時のポジションチェンジが多く、中盤から飛び出す選手の人数、そして回数が増えた分、ボールを奪われた瞬間に「誰が誰のマークにつくか?」が曖昧になる瞬間がある。

・鈴木と、バランサーと化した山田が踏ん張れればいいが、踏ん張れない場合の方が多い。

・そうなった場合、トゥーリオの存在がそうさせるのかわからないが、いわゆるバイタルエリアがボッカリと空きやすくなる。

・これは名古屋にとって、運び屋クライトンマルケスの動きが良い意味で「ハマる」可能性が大いにある。

・逆を言えば浦和にとって、今の攻撃を維持しつついかにクライトンを抑えるかが鍵となる。

・基本的に名古屋より浦和は強い。ただし名古屋は今の戦い方、ゴール前を固めてクライトンorマルケスを経由する攻撃の精度を高めれば、充分に渡り合える相手ではある。

・キープレーヤーは吉村圭司としておこう。