大宮アルディージャ対モンテディオ山形

大宮にて観戦してまいりました。大宮アルディージャモンテディオ山形の試合。
素直に良い試合だったなあと。
大宮はバレーとトニーニョという二人の怪物の力で、両チームのクリアボールがほとんど大宮ボールへ変わってしまう。これで得たポゼッションから、15番斉藤雅人が両サイド(特に右サイド)へ好パスをズバズバ通す。ダブルボランチの片割れ、23番金澤慎が積極的に前線に飛び出し、なかなか分厚い攻撃を展開。
しかし、山形DF陣はここで粘り強い守備を見せ、クロスボールやロングボールでバレーに競り負けても、6番大塚真司を中心にセカンドボールにしっかり食らい付き、チャンスは作られどもゴールだけは割らせない。
また、前半抑えがちだった山形攻撃陣も、後半になってからエンジンが掛かりだす。
山形9番大島秀夫が軸になったショートカウンターが上手くスピードに乗り出し、23番林晃平、19番秋葉勝らが前線に何度も飛び出してくる。トニーニョの守備範囲を何度をかいくぐる場面が増えだし、20番根本亮助が見せた突破からあわやPKの場面も(ていうかPKだと思うが、どうか)。そして後半21分、前半から何度も危険な香りが漂っていた11番星大輔のCKから、ついに山形が先制。
大宮は攻勢を掛けざるを得なくなったが、前半に足首を痛めたと思われるバレーに代えて、14番モリツァを投入していたことで、どうもスタジアム全体がため息モードにw

ここから先は両サイドから分厚く攻める大宮と、中央からショートカウンターで切り返す山形の、エキサイティングな打ち合いの様相。大宮が後半31分に16番久永辰徳のゴール(オウンゴールに見えたが違うらしい)で追いついた後もそれは続いた。試合終了後は両チームのサポが選手をねぎらう拍手。結果はお互い物足りないものだったかもしれないが、見ているこちらとしては、チケット代2200円でおつりが充分返ってくる内容。
どうもありがとう。